不動産売買のしくみ
2026年05月28日
下記の流れが基本形です。
全国の不動産屋がレインズという情報公開ネット(※不動産会社が利用できるシステム)にアップすると、どこの地域の不動産屋でも見ることができます。
つまり、販路が全国に広がって素早く売ることが可能になり、売主さん、買主さんどちらにとっても、とてもいい仕組みです。
ところが・・・レインズに載せない業者がいます。
法律(媒介契約の種類)によって、売却を依頼されてから5日〜7日以内(※休業日を除く)にレインズへ掲載するという厳格なルールが決まっているにもかかわらず、全く載せない業者がいるのです。
これは明確なルール違反(宅地建物取引業法違反)です。
なぜ、ルール違反をしてまで載せないのでしょうか?
理由は、下図に示したような「両手仲介(仲介手数料の二重取り)」を画策しているからです。
通常の仕組み(上図): 売主さん側、買主さん側、それぞれの不動産会社が協力する
非公開にする業者の狙い(下図): 買主さんも自社で獲得して、両方から報酬を得ようとする
【業者が狙う仲介手数料の計算】
売主さんから:物件価格の 3% + 6万円
買主さんから:物件価格の 3% + 6万円
合計:約 6% の報酬を独占!
全国の不動産会社に情報をオープンにして販路を広げるのと、一企業の顧客だけで囲い込むのとでは、物件を見る人の絶対量が違います。
情報を隠せば、当然「素早く、高く売れる可能性」は下がってしまいます。
これを不動産業界では「囲い込み」と言います。
(※実はこれ以外にも悪質な囲い込みの手法があるのですが、それはまた改めて書きますね)
売主さんは「早く、良い条件で売りたい」と願っているのに、情報を隠されているせいでなかなか売れません。
そして数ヶ月経つと、業者から「売れないので値下げしましょう」と提案される……。
これでは物件に「売れ残り」のイメージがついてしまい、売主さんだけが損をすることになります。
売りたい人の思い、買いたい人の思いよりも、「仲介手数料(自分の成績・会社の利益)」が最優先という体質。
こういう理不尽な現実があるからこそ、私たちは不動産業界のこういう側面が本当に嫌いでした。
宅建の免許を取得してから30数年間、あえて開業しなかったのは、この構造に加担したくなかったからでもあります(笑)。
いま、私たち建築士事務所×不動産×リノベーションの窓口では、強引な営業は一切せず、すべての情報をオープンにして、100%売主さんの味方になるコンサルティングを徹底しています。
